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ビザ取得から初出勤まで

ワーキングホリデーや移住でオーストラリアの建設現場に初めて立つ人のための総合ガイド。ビザ関連の裏ワザ、出勤前に準備しておくといいもの、出勤後に任される主な仕事をざっくりまとめました。

オーストラリアの建設現場に初めて立つ日、本当に困るのは英語力ではなく — それも問題ではありますが — 現場でしか使わない言葉です。学校で習った英単語と現場用語は、ほとんど重なりません。この記事は、ワーホリや移住で建設現場に入る人のために、ビザの話から出勤前の準備、最初の1週間で耳にする表現まで、流れに沿ってまとめた全体マップです。各ステップの単語をタップすると、発音・意味・例文が載った単語帳ページに移動します。細かい作業は今後、個別ガイドで詳しく紹介していく予定です。

オーストラリアの建設現場
オーストラリアの建設現場
オーストラリアの建設現場 2
オーストラリアの建設現場 2

ビザ

ワーキングホリデービザだと、"同じ会社で働けるのは6か月まで"、"ビザ延長に必要な就労日数"といった条件がいつも気になりますよね。でも、知っておくとかなり役立つコツがあります。ポイントは、移民局が設けている例外規定を使えば、ひとつの会社でシティ近くで働き続けながら、ビザ延長に必要な就労日数も満たせるということです。

ビザ延長のコツ

簡単に言うと、災害指定地域や地方(regional)エリアで働くと、その期間がビザ延長の就労日数としてカウントされます。2022年の洪水でシティ周辺にも災害指定地域が多くできたため、Pallara、Eight Mile Plains、Park Ridgeのようなシティに近いエリアで働きながらビザを延長できます。

ビザ延長の根拠

郵便番号をいちいち照らし合わせるのが面倒なら、ワーホリ対象地域チェックマップで州(State)ごとに色分けされた地図ですぐ確認できます。

6か月の就労制限(Visa Condition 8547)のコツ

同じ現場で6か月以上働かないなら、会社を変える必要もありません。しかも土木の場合、50戸を超える規模の敷地でもない限り、同じ現場で6か月以上働くことはそれほど多くありません。

8547の例外の根拠

この方法で、私は入国1か月後に入った会社で今まで約1年働いていて、ここでもらったペイスリップでセカンドビザも承認されました。

出勤前

資格

white card
white card
licence card
licence card

建設現場で働くには、ほぼすべての州でWhite Cardが必須です。オンラインでも対面でも1日で取れて、持っていないと現場に入ることすらできないので、仕事探しの前に(または仕事探しと同時に)まず取っておきましょう。費用はだいたい100ドルちょっとです。

よく追加で取るConfined Space🔒やWorking at Height🔒といった資格は、特定の作業でなければ必要ありません。僕が働いていた、住宅を建てる前段階の土木工事ではまったく不要でした。それよりもRoller、Skid Steer🔒、Moxy🔒の資格を取っておくと、重機に乗るチャンスをつかめるのでおすすめです。とにかく節約したいならWhite Cardだけ、そうでなければ必要だと思う資格を選んで取ればOKです。

資格について詳しくは別にまとめておきます → 資格の取り方。

PPEと装備

tools
tools

建設現場はハードです。むき出しの土の上を歩き、いろんな道具や鉄の塊のそばで働きます。オーストラリアの日差しは真冬でも強く、雨が降ればぬかるみの中を歩くことになります。そんな環境で体を守りつつ、"仕事ができる"と思ってもらうためのコツをいくつか紹介します。

  • Hi-Vis
    • 会社が支給してくれる場合もあれば、自分で買う場合もあります。上はオレンジか黄色、下はネイビーかベージュが定番。K-martなら1着$35くらいで買えます。カーペンターのように屋内作業が多いなら、少し高くても軽量のHi-Visがおすすめ。逆に土木は日差しや資材・重機から体を守る必要があるので、厚手で丈夫な長袖のHi-Visを強くおすすめします。中にTシャツを着ると冬でも日中はかなり暑いので、着ないほうがいいです。
  • Steel Toe Boots
    • K-martで$70〜$90くらいで買えます。同じサイズ・同じモデルでも作りによって履き心地が違うので必ず試し履きして、特にインソールのかかと部分が折れ曲がっていないか必ずチェックしましょう。Zip付きのモデルを強くおすすめします — 脱ぎ履きが何倍も速くなります。私が履いているのはJackerooのDiggerです。Steel Blueのような2倍ほど高い高級ブランドは履き心地が少し良いですが、個人的にはそこまでして買う必要は感じませんでした。1時間かかってもいいので、ひとつひとつ実際に履いてみてから買ってください。
    • インソールを別に買うのもおすすめです。$20くらいで柔らかいインソールがあちこちで手に入ります。サイズはだいたい一番大きいものしかないので、ハサミで切って使えばOKです。
    • Wooliesなどで防水スプレー(Water Proof Spray)を買ってかけておくのもアリ。大雨で水たまりができたときや泥の中を歩くとき、靴が濡れたり汚れたりするのをある程度防いでくれます。
    • イチオシはBoot Guard🔒。スコップ作業中に安全靴に小石が入るのを防いでくれるので、時間もストレスも減らせます。
いろいろなboots
いろいろなboots
ブーツは必ず試し履きを
ブーツは必ず試し履きを
  • Water bottle
  • Gumboots🔒
    • 現場にBulk Earthworks🔒がたくさん残っていると地盤が固まっていないので、雨が降ると水がたまって水たまりができます。雨のあと2〜3日はGumboots🔒を履くと、安全靴・靴下・足が濡れずに済むし、気持ち的にもずっとラクです。
    • Gumboots🔒はすぐ汚れるので、車の中で履く靴を別に用意しておき、トランクなどにGumboots🔒を入れておくカゴもひとつ用意しておくと便利です。
  • Utility Knife
    • ナイフはいつでも役に立つのに、身につけているレイバラーは意外と少ないです。重さのわりにめちゃくちゃ使えるので、ひとつ買って出勤時に上着のポケットに差しておきましょう。たとえばAgi Pipeを縛っているひもを切ったり、草を刈ったり、Turfをカットしたり、Flagging🔒 を切ったりできます。僕はKincromeの折りたたみナイフを左胸のポケットに差して持ち歩いています。
  • Permanent Marker🔒
    • ペンも同じです。自分の道具に名前を書くだけでなく、pegに高さを書いたり、Kerbにマンホールの位置を書いたりと、使う場面は本当に多いです。ふつうは油性マーカーを使いますが、1〜2本ずつ買うより10本まとめ買いしたほうが安いし、なくしても安心。僕はSharpieを使っています。Hi-Visの左胸ポケットには、たいていペン差しがついています。
  • Tape Measure🔒
    • 現場では8Mのメジャーを使います。でも持ち歩くには大きくて重いし、8Mまで使うこともあまりありません。なので軽い3Mのものを買って、ズボンのポケットに入れておくのがおすすめです。オーストラリアのダイソーには、普通のメジャーと違って自動でロックされ、ボタンを押したときだけ巻き取られる(wind up)メジャーがあって、これがおすすめです。
  • Wide Brim Hat🔒
    • オーストラリア人はたいていcapをかぶりますが、つばの広い帽子のほうが日差しをしっかり防げて快適です。Bunningsの入口を入ると見える帽子を買えばOKです。
  • Sunscreen
    • 必須です。韓国にいた頃は日焼け止めをまったく塗らなかった私でも、毎朝日焼け止めスティックを欠かしません。Nature Republicのpowdery sunstickは塗りやすくてベタつかないのでおすすめです。
  • Gloves
    • 必須だと思います。オーストラリア人はあまり手袋をしませんが、仕事をしていると切れた針金や鋭い資材をたくさん触ることになります。手を挟んだときのクッションにもなるので、手袋は必須です。いろいろ試した中で一番良かったのは、Bunningsでも買えるMechanix Speedknitです。衝撃を和らげるだけのタイプと、耐切創機能がついたタイプがあり、耐切創タイプは生地が厚くなるぶん手の感覚が少し鈍くなります。好みで選べばOKです。着け心地が良くてスマホも操作できるからか、Coles・Woolworths・Bunningsの店員さんが使っているのもよく見かけます。ほかの手袋を買うなら、スマホの画面操作ができるか必ずチェックしてください。
gloves
gloves
  • Two-Way
    • チャンスを自分でつくれるアイテム。これがあると、誰かが何かを必要としているのをほかのコワーカーより先にキャッチできて大きな助けになるし、site dumper🔒などの簡単な重機に乗るチャンスにつながることもあります。あると本当に便利。現場の会話が聞こえるので英語の勉強にもなるし、自分が誰かを呼ぶときもラクです。1ワットあれば現場では十分で、5ワットみたいに出力が大きいものは重くて値段が高いだけ。伸びるコードをつけて胸元のボタンに留め、右胸のポケットに入れると持ち運びやすいです。僕は肩にストラップを縫いつけて無線機を差し、もっと聞こえやすくして使っています。モデルはGME 1 watt Handheld UHF Radio - TX667で、Micro USBで充電できます。
  • Hard Hat
    • 土木ではHard Hatはかぶりません。ただ、エージェント経由でほかの現場に呼ばれたときに使うことがあります。
  • 靴下
    • 長時間安全靴で歩くので、少し厚手の靴下がおすすめです。手頃なものを多めに買っておきましょう。高いものである必要はありません。
  • Hi-Vis Outer🔒
    • オーストラリアの冬の朝は肌寒いです。出勤時に着て、体が温まるまで羽織っておくといいです。K-martなどで買えます。
  • Hi-Vis Rain Jacket🔒
    • K-martには置いていないので、Totally Workwearのようなお店に行く必要があります。大雨のときは安全のため撤収するので、着る機会はそれほど多くありません。濡れたまま着ているとsoggy🔒になって風邪をひきやすくなります。
Totally Workwearで買ったRain jacketとboots guard
Totally Workwearで買ったRain jacketとboots guard
  • Ear Muffs
    • Quick Cut やPlate Compactor🔒などを使うときに役立ちます。3Mの耳栓をまとめ買いしてもいいですが、着けやすさではこっちの圧勝。Bunningsなどでこういう商品を買えばOKです。ただ、持ち運びやすさでは3Mのほうが上。3Mの耳栓をひと組胸ポケットに入れておくと、急に必要になったときにすぐ使えて便利です。
  • Goggles🔒
    • 思ったより、目にほこりや破片が飛んでくる作業があります。コンクリートを壊すときや、Kerbに穴をあけるときなど。持っておくと役に立ちます。
  • Hydralyte
    • 暑い日に水に溶かして飲む電解質タブレットです。水だけ飲むより、明らかに体が動きます。必須ではないけど、用意しておくと便利です。
  • Esky🔒
    • Esky🔒とIce packを用意しておけば、お昼ごはんを傷ませずに持っていけます。スプーン・フォークとhydralyteも入れておくと重宝します。
  • Sunglasses
    • 日が昇りはじめる頃に出勤して、日が沈みはじめる頃に帰るので、運転中はかなりまぶしいです。まだ出発前にこのガイドを読んでいるなら、度付きのサングラスを運転用にひとつ用意してくると、かなり役立つはずです。

仕事探し

仕事探しは、Seekよりエージェント経由で決まることが多いです。下のエージェントに履歴書(Resume)を登録して、連絡を待てばOK。早ければすぐ、遅くても1か月以内には連絡が来はじめます。エージェントによっては、身長・体重・握力の測定や、簡単な読み書きのテスト、水の入ったタンク運び・持ったまま耐える・腕立て伏せといった体力チェックをすることもあります。最低ラインを超えればあまり関係なさそうなので、ここで無理してケガしないようにしましょう。

エージェントからの連絡は、主にSMSとメールです。

エージェントからのSMS
エージェントからのSMS
エージェントからのメール
エージェントからのメール

僕がやった方法は、エージェントとのやりとりと、会社へ直接メールすることでした。Seekはおすすめしません。資格に$4,000以上使って、Seekで150社に応募しましたが、一度も連絡は来ませんでした。そこで「とにかく何でも積極的に連絡してみよう」と思い、Googleマップで「civil」と検索して、出てきた会社のサイトから求職メールを送りました。

その間もエージェントとは連絡を取り続けていて、ある1社に決まりかけたところで、メールを送っていた会社の現場で5分だけ面接を受け、合格の連絡をもらってカジュアルのレイバラーとして働きはじめました。今はその会社でフルタイムで働いています。雇用形態については別にまとめてあります → 雇用形態。

まとめると、Seekよりメールとエージェントです。直接電話して仕事を探す人もいます。とにかくコネがないなら、積極的でやる気のある姿勢を見せることが就職への近道です。

出勤

shed
shed

現場に着いたら、まずはshed/site officeに行ってForemanを探しましょう。Site Inductionで、あなたのプロフィールをシステムに登録してくれます。僕はSitemateというアプリ(Google/Apple)で、現場のShedの壁に貼ってあるQRをスキャンすることが多いです。そして6:30ごろ、または現場ごとに決まった時間にPre-start Meetingがあります。ここでForemanがその日の作業を伝えてくれるので、聞き逃したらもう一度聞きましょう。質問されるのを嫌がるForemanなんて、Foreman失格です。むしろForemanたちは、質問しなかったせいで作業をミスされるのが本当に嫌いなんです。

午前の中ごろ、だいたい10時か10時半ごろになると、重機が一台ずつ止まったりShedへ移動したりします。Two-Wayからsmokoのコールが聞こえたら、休憩の合図です。

主な仕事内容

turf
turf
pipe
pipe
tree pit
tree pit
water pump
water pump

僕が働いている会社はBulk Earthworks🔒とCivil Construction🔒をやっている土木会社で、家が建つ前に道路、Kerb、Retaining Wall🔒、Roof Water🔒、Stormwater🔒、Pad、Turfなどを準備します。こういう会社に配属されると、rebar🔒、peg、star picket🔒といった資材を一日中扱います。water barrierでエリアを区切ったり、Temporary Fenceやculvert🔒を運んで、その周りにgeofabric🔒を敷いたりする作業もよくあります。資材の名前を知らないと、"あれ持ってきて"という指示にすらついていけません。その日に扱った資材は、仕事のあとに単語ページで写真つきのまとめをもう一度チェックしておくと、次の日の仕事がぐっとラクになりますよ。

よくある細かい作業は、ステップごとに別ページでまとめています:

工具・機材 — 正しい名前を知っていれば仕事が速い

container
container
container before
container before
container after
container after

工具を手渡す場面も多いです。broomやconcrete rake🔒で片付けをしたり、crowbar🔒、spirit level🔒(水平器)、lifting clutch🔒のように、名前をちゃんと知っていないとすぐに渡せない道具がたくさんあります。現場で"それじゃなくて、あっち"が続くと信頼を失いやすいですが、道具の名前をひとつ正確に言えるだけで「こいつデキるな」と思ってもらえます。スコップにまで種類があるので、単語帳はこまめにチェックしておきましょう(例:Posthole Shovel🔒)。

現地の表現・スラング — わかれば一気に打ち解けられる

Stormwater Pipeの設置現場
Stormwater Pipeの設置現場
smokoの時間
smokoの時間

オーストラリアには、学校で習ったアメリカ英語とは違う表現がたくさんあります。arvo、reckon、heaps🔒、lift🔒、hop in、hold onなど、よく使われる言葉があります。こういう表現を自然に口から出せるようにするには、例文とセットで覚えるのがコツです。仕事中やsmokoなどの休憩時間によく耳にするので、単語を知っておけば、ニュアンスで文全体を聞き取れることもありますよ。

次のステップ — 現場の単語を覚えよう

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カテゴリー別の単語

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番号はただの並び順です。日付は作成・更新日なので、番号の順番とは違うことがあります。

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